septimo dia(7日目):逆驚と落胆のマドリッド編     ※100ptas=約 65円 ※


バスの到着予定時刻は7時やった。
が、今日は月曜日ということもあり、マドリッドに近づくにつれ車の数は多くなり、いつしかバスは渋滞に巻き込まれていた。

目が覚めてそんな状態に気付いた俺らの体調は昨日あれだけ大雨に打たれ続けたにもかかわらずそんな悪いものではなかった。
あぁ、2人共風邪引かんくてよかった。。。。

結局バスは1時間半遅れでマドリッドに到着した。
朝7時に着かれても何もできへんし、とか思ってた俺らには実はバスが遅れたのはありがたかった。

マドリッドは超危険都市やし(詳しくは後ほど)、バスターミナルはその中でも最も危ないとゆわれてた。
まあこの時点で俺らを襲ったところでほとんど金持ってなかったし、強盗もごくろうさん♪って感じやったけど(てゆうか、こんな汚いいかにも金持ってなさそうなアジア人2人を襲う強盗なんかおらんやろ・・・・、髭なんか2人ともボーボーやったし・・・・)。

とりあえず、荷物持ち歩くんはやばいから預けようと思ってんけど、バスターミナルにはロッカーがなくて、荷物預かり所が地下のめっちゃ端っこにあるだけやった。
しゃーないから、そこ見に行ってみてんけど、そこに預けんのはちょっと・・・・。
めちゃめちゃ辺鄙なとこにあったし、受付のにーちゃんも何か地味に怪しかったし。
でもさすがにこんな朝っぱらからホテルにはチェックインできんやろし、てことでとりあえず荷物を預けんのは諦めて、お腹も減ってたんで腹ごしらえすることにした。

で、喫茶店みたいなとこで腹ごしらえすると、そのままほけ〜っとしてた。
こんなとこおっても時間もったいないしそろそろ行こかってことで出発することにしたんが10時半くらい。
と、その前に明日行くトレドへのチケットを買っておくことに。

この時、10時45分。
で、11時のバスのチケットを買ってんけど、これがよく見たら日付が今日になってる!!
豪が鞄になおそうとする所を俺がちょっと見せてってゆってよかった・・・・。
てゆーか、売り場のおっちゃん!!man^ana(明日)ってゆーたやん!!
こんなしがないアジア人でも単語の1つや2つくらいはちゃんと発音できるっす!!(爆)


で、この日は荷物を預かって欲しかったし、そこが街の中心部にあったってことから、日本人が経営しているhostalに行くことに決定。

恐々ながらもmetroに乗り、無事宿に到着。
そして、入り口のドアを開けると日本人のおっちゃんがいた。
「こんちは!」懐かしい挨拶だ〜。
で、いきなりここから約10分ほどおっちゃんの注意(脅し?)が始まる。

前にもゆった通りスペインはヨーロッパの中でも飛び抜けて治安の悪い国である。
その中でもマドリッド、バルセロナは相当いや、想像以上に危ない。
それをこんな朝っぱらからでっかい荷物持って、自殺行為やでとか何とかかんとか・・・・。

でも、まあどーせそのおっちゃんの話も8割くらいは脅しやろーとか思ってたところへ、宿に泊まってるんであろうカップル登場。
と、見ると女のコの顔に青タンが・・・・。
昨日強盗にやられたらしい、ておいおい・・・・ほんまに危ないんやん。。。。
がしかし、この時そのこととは全く違うことの方に俺はめちゃめちゃ驚かされた。

その女のコは俺の顔を見るやいきなり、、、、



「あ・・・・、見たことある。。。。」



一瞬俺の中で時が止まった。



「は???誰???
俺は知らんぞーーーーーー!!!!!」




俺は知らんのに、相手には俺のことが知られている・・・・、これほど気持ち悪いことはない。
が、どこのどいつか、どこで会ったかとか何もゆう前にそのカップルは外へと出て行った。


おいおい、ちゃんと説明していけよーーー!!!(怒惑怒惑)


結局、後日分かってんけど、確かに俺とそのコには接点があったらしい。
でも、俺ははっきりゆって全く記憶になかった。
(ちなみに怪しい関係やったとかゆうわけでは全くないのでそこのところはお間違えなく・・・・、どーやらうちのサークルに昔来てくれた女のコやったらしい。。。。)

それにしても、世界も狭いな・・・・。


それからその宿にチェックインすると俺達は危険な街中へとくりだした。

昼食を立ち食いのbalで済ますと、早速マドリッド観光へ。

マヨール広場
フェリペ3世が1619年に完成させた、縦94m、横128mの4階建ての建物に四方を囲まれた広場
中央にはフェリペ3世の騎馬像が置かれている
とてつもなく大きな広場やねんけど、写真の撮り方が悪かったかな


アルムデーナ大聖堂
王宮の隣りに位置するカテドラル
110年の歳月をかけ1993年6月に完成
ほんの8年前に完成したところやったから建物も真っ白で中も絢爛豪華でめっちゃきれいやった


王宮
1734年のクリスマスに焼失した宮殿の後に建てられたもので1764年10月に完成した
150m四方の建物の中には2700を数える部屋があり、今でも公式行事に用いられている



時計台(マドリッド自治政府庁)
東京の日本橋同様に0km地点にあたるプエルタ・デル・ソル(太陽の門)の中心にある建物
ここから10本もの道路が放射状に延びている
格好の待ち合わせ場所とされ、時間を問わず人で溢れていた


中央郵便局
その華麗な姿からはとても郵便局とは信じることなんかできない
でも、ちょろっと入ってみたけど、確かにちゃんと郵便局やった


アルカラ門
独立広場の中央にあるカルロス3世の命により18世紀後半サバティーニにより建立された門
当時はここがマドリッドの街のはずれであり、この先東へ向かう道はサラゴサ、バルセロナへと続いている


レティーロ公園
昔フェリペ2世の小さな館があったが、フェリペ4世の時代には宮殿と庭園が作られた
しかし、フランス独立戦争時にほぼ焼失してしまい、その後は王家からマドリッド市に譲渡され、今は緑多い市民の憩いの場となっている


プラド美術館
カルロス3世時代に自然科学博物館として建設計画が進められたが、その後フェルナンド7世が美術館とすることに決定し、1819年開館となった
絵画舘として世界一を誇る同美術館が保有する作品は、絵画だけでも8000点を優に超える


アトーチャ駅
南方面へ向かう列車の発着駅
その外観だけでは駅だとゆうことは想像もつかない


マドリッドの裏通り
巨大都市であるマドリッドも少し裏へ入ればこの通り
映画のワンシーンにでも出てきそうな風情ある街並を拝むことができる
少し暗くなってから写したからちょっと分かりにくいかもな



てことで、巨大都市マドリッド、結局3時間ほどで観光終了。

何やねんマドリッドーーーーーーー!!!
あんまし行くとこないや〜ん!!!
てそらそーや、大阪が京都と違って観光地じゃないのと同じである。
それに気付くとマドリッド観光に、ただでかい街やからって2日とってた俺らはやれやれって感じやった。

でも、それにしてもレティーロ公園は怖かった・・・・。
公園の端の方のちょっと人気がなくなるとこ行くと黒人が大集合してるし、豪はホモみたいな人に話し掛けられるし、「ハシシ♪」(もちろん麻薬)とかゆって近づいてくるし。。。。


市民の憩いの場やなかったんですか!?て感じ。。。。



で、6時前にはあっさり帰宿・・・・。

その後、豪が風呂に入ってる間、休憩室みたいなとこにいると他の部屋の人がきて交流スタート。
この時期に旅行してる人は長期旅行の人ばっかで、ヨーロッパを周遊してる人はやっぱサッカーを中心にしてる人ばっかやった。
そん中で、東京からずっと飛行機を使うことなくスペインまで陸路で来た人がいてんけど、その人の話はめっちゃすごかった。
何度も死にかけたし、ナイフ持った奴と闘ったことあるし、いろんな経験をしてきたらしい。
改めて、やっぱ世界に出なあかんわ〜て思った。

と、ここでなんかしょぼそうな日本人2人組が登場。
話を聞いていると、どーやら昨日強盗にあって身ぐるみ全部やられたらしい。
後ろからきて首絞められてもうほんの1,2秒でおとされてもーたんやと。

まじで首絞め強盗とかあんねんな〜とか思ったのに俺が自分自身にあんま危機感を感じへんかったんは、悪いけど、その人ほんまめっちゃしょぼそう(ほんまごめんなさい)で強盗も狙いそうな感じやったから。
来た時に会った女のコもぼ〜っとしてそうな感じやったし。

いろいろ話を聞いてみるとその2件も合わせてここ1週間で5件くらい強盗があったらしく。
マドリッド、ほんまに怖いとこみたい。
でも、やっぱ結局は自己管理の問題っしょ、自分が隙見せんかったら大丈夫なんよ。

で、その後、この宿に泊まってるやつを集めてみんなで夜食を食べに行くことに。
結局むさくるしい男7人やってんけど、でも逆に男だけの方がこんなとこでは盛り上がるし良かったかも。

明日でスペイン発ってまうってゆう人もおったから、じゃあその人の為にスペイン最後は豪勢にいこうってことで芸能人もよく来るとかゆうちょっと有名やねんけど実は結構お手ごろなrestauranteへ。
そこで、イカ墨パエリアと海鮮パエリア、そしてスペイン名物のサングリーアを頼む。
サングリーアってゆうのは赤ワインに砂糖や柑橘類を漬け込んで作ったお酒やねんけど、これがまためちゃめちゃうまい!!
俺も豪もあんま酒強くないねんけど、その飲み易さとその場の雰囲気で結構飲んでまったし♪

そして、男7人パエリアなんか軽くたいらげると、こんなんじゃ足りんてことで、次はリゾットを頼んだ。
がしかし・・・・、これが激マズ!!!!!
すんげーチーズくさくて、残飯みたい・・・・。
しかも骨付きの牛とも豚とも違うようなめっちゃでかい肉入りで、それがまたマズイ。
それを4人前も頼んでしまった。。。。
結局7人もおったのに半分も食べずにごちそうさまでした。
みんな出されたもんは全部食べる主義ってやつが揃っててんけど、さすがにこれは無理やった・・・・。

その後、男7人、スペインといえばもうここしかないでしょうってことで、いざストリップへ!!
が、しかし一人1000ptasのやっす〜いストリップ。
なーんの面白みもなく30分もせずにさよーなら・・・・。
ほんまにおもんなかったし・・・・、ただのランジェリーショーやったし・・・・、出てくるやつ出てくるやつ乳小さかったし。。。。(爆)


そして宿への帰り道、夜中のスペインの公道の真ん中を我がもの顔で歩く日本人の男が7人。。。。
めっちゃ不思議な光景やった、でもこうゆうのも旅の醍醐味やな。
やっぱ世界には出なあかん、世界はとてつもなく広いで。。。。


octavo dia(8日目): 孤高と驚愕のトレド編  につづく





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